常務取締役 営業本部管掌 まぐろ本部本部長

マルハニチロリテールサービスは、水産業界最大手の「マルハニチロ(株)」のグループ企業として、主に水産加工品を製造販売しています。
まぐろを浜(焼津、清水)で直接買い付け、自社加工場でエンドユーザー向けの商品として生産し、直接商談して販売する垂直型の経営スタイルをとっており、数あるマルハニチロのグループ会社のなかでも、買付から加工生産、そして販売まで、一貫した事業を展開していることを特徴としています。
仙台、焼津に直営食品工場を2箇所保有しているからこそ、機敏かつ柔軟なクライアントのニーズへの対応が出来るのが強み。マルハニチロならではの厳しい品質管理・商品管理のもと、安心、安全なおいしい商品を安定的に世に送り出しています。

私が管掌する営業本部・まぐろ部にて新規スタートした事業として、札幌事業所や仙台工場で生産する商品「ふるさと納税の返礼品」の販売があります。また魚を加工する際に出る、魚の端材を利用した商品開発・研究にも取り組んでいます。
豊富な知識をもつ人材が多く在籍していますので、商材、加工技術など、様々な角度からご提案ができることも、関係各所から高い評価を頂戴しています。
安心、安全な商品を、安定的に消費者に提供することで社会に貢献することが私たちの使命です。
そして将来的には、現在の主な取引先である外食企業、生協、量販店に加え、ECや通販、コンビニエンスストアなどのマーケットに幅広く販売し、国内マーケットにとどまらず、海外へも販売していきたいと考えています。

食品、特に水産品に興味を持っていている人。
日々努力が自分の成長につながると考えられる人が理想です。仕事のやりがいは、人それぞれだと思います。
自分で努力し、自分で仕事の面白さ、やりがいを発見し、感じてもらいたい。もちろん会社として、全従業員が会社や仕事を通して、充実した人生を送り、自己実現できるよう全力でサポートします。マルハニチロリテールサービスのイズムは、自由であること。社員一人ひとりが自主自立の精神を持ち、安心、安全な食品を提供することを大前提に、各自が自由な発想で、顧客のニーズをつかみ、おいしい商品として具現化していってほしいと思います。
マルハニチログループの中でまぐろを中核事業とした弊社で共に働き、水産食品のプロをめざしませんか?「世界においしいしあわせを」広める仲間との出会いをお待ちしています。

1986年マルハニチロ(株)(前身の大洋漁業(株))入社 海上勤務人材として採用され、大型船(母船)の航海士として活躍。
その後、陸上勤務に職変。長崎で鮮魚買付に携わったのち、量販店・生協へ販売する量販生協課へ異動。
同部長・ホタテ・貝・ウナギ等を扱う水産第2部部長、関東水産営業部部長を経て2022年度よりマルハニチロリテールサービスに。

取締役 製造本部長

マルハニチロリテールサービスは、創業100年を超える大手企業、マルハニチログループの一員。同グループのブランド力や原料調達力を存分に活かし、まぐろやサーモンを美味しく加工している水産系の会社です。
静岡県の「焼津工場」、宮城県の「仙台工場」を含む国内3カ所の加工場を持ち、まぐろやサーモンなどの水産物を加工用原料やネギトロ・刺身などの食品へと加工しています。
焼津工場や仙台工場では、まぐろをメインとした水産物の2次加工を担当、仕入れた加工原料を食品へ加工します。まぐろの魚種や身質のランクなど、取引先様によって異なるご希望に合わせた原料を仕入れ、依頼された形状の製品に作り上げます。
取引先は全国展開する大手量販店様や回転寿し会社様、居酒屋チェーン店様、ファーストフード店様、地域の給食業者様など、多岐にわたり、お客様からは、素材本来の味を活かした“生食”での提供を得意とする会社として高い評価を頂戴しています。管理の難しい“生食”用食品を、安定的に加工・供給・販売できる能力こそ、マルハニチロリテールサービスの何よりの強み。
「原料調達」から「商品提案」「加工」「品質管理」「販売」まで、自社で一貫したサプライチェーンを構築しているからこそ、「まぐろ」をメインとする水産商材全般を、お客様の要求に合せたカタチでご提案することが可能です。

製造というと、ひとりで黙々と仕事と向きあっていればいいと思われがちですが、この仕事はチームワークがとても重要です。
製造スタッフは、いい商品を作るために現場で声を掛け合い、課題解決のためにお互い意見を出し合うなど、コミュニケーションを大事にしています。私が製造本部の本部長として就任後は、さらに社内コミュニケーションの積極性を図り、特に製造本部社員へ意識付け、連絡・相談がより円滑に出来る体制作りに努めました。
製造本部社員に対しては、数量などの目標達成に向け、PDCA(Plan、Do、Check、Action)管理強化による目標値や期限のコミットと、目標達成への意識付けを徹底。おいしくて安心・安全なマルハニチロ品質の商品が製造現場から多種多様に生まれています。 また環境に対する取り組みも行っており、焼津工場では温室効果ガスとして環境負荷の大きいフロンを使用しない「自然冷媒型」の冷凍設備をトンネルフリーザー※に採用。仙台工場等その他工場の冷凍設備も同様に「自然冷媒型」への置換えに向けて計画をすすめています。

※トンネルフリーザーとは…
ベルトコンベアの入口から出口までをトンネルのように覆い、その中で製品を冷凍する機械のこと。
作業者は室温環境にいながら、冷凍作業が可能になります。

今後は、取引のない国内大手外食企業向けに当社の強みである「個食パック」商品を積極的に販促していきたいと考えています。
「個食パック」とは生食用の海鮮丼用ネタやネギトロなどを重量 50g~100gで1パックにつめたもの。個包装だから1食分から解凍可で、食品ロス削減と、出来るだけ簡単に提供・喫食したいといったお客様のニーズにお応えします。
将来的には、経済成長の著しい東南アジア向けへの提案も進めていきたいと考えており、例えば、当社のベトナム実習生を活用して、ベトナム等に製造拠点を設け、現地生産・販売へ展開するなど、世界の魚の生食文化の普及に貢献したいと考えています。
「個食対応」に特化した加工設備とノウハウは業界でもピカイチ。

上司から指示されたことであっても、ただ単に言われたからやるのではなく、噛み砕いて自分なりに「目的」を理解し、「自分事」として前向きに行動して結果を出すことが大切です。
努力をして結果を出した人には、若手であっても、責任の大きな仕事でも任せてもらえます。意欲次第でどんどん成長していくことが可能、それがやりがいにつながっていくでしょう。

入社後1年から1年半は、希望職種に関係なく、まずは製造現場で実習してもらいます。まずは原料・製造に関する知見を習得することで、様々な業務に対応出来るよう人材育成を行っています。
製造部門で成長していきたい方のキャリアとしては、「加工」「品質管理」に携わり、現場のスペシャリストやライン長、工場長をめざしましょう。もちろん希望すれば、「原料調達」や「商品提案・開発」「営業販売」まで、会社を運営するための全ての部門・業務を経験でき、多様な活躍の場を用意しています。
「新卒新入社員の方でも、開発や営業部門で即戦力としてすぐに活躍できる場を提供します」とは残念ながらお約束出来ませんが、「原料調達」から「販売」「管理」まで、将来の経営者を目指して幅広く経験を積むことも可能ですし、「まぐろ」などのエキスパートとして業界で一目置かれるようなプロを目指すことも可能です。
ただし、自他共に認めてもらえるような、本当に必要な知見を身に着けるのは一朝一夕に出来ることではありません。時間を掛けてじっくりと経験を積んで、自身の経験に根付いた本当の自分のキャリアを形成していって欲しいと考えています。

“まぐろ屋”としての誇りと自負を持ち、ひとりひとりがモノづくりへの自覚をもって製造に取り組み、安心・安全・おいしさを実現しています。私たちのプライドです。
マルハニチログループの一員として、「お客さまから信頼される食品ブランドとなるために、安全な商品と安心していただけるサービスを提供し続ける」という考えのもと、日々の活動を行っています。
今後新しく仲間になる人にも、他者を認めて尊重し、協働できる人、自ら考えて行動できる人を求めます。またマルハニチロリテールサービスでは多様性を活かすダイバーシティマネジメントにも力を入れていますので、性別や年齢、人種や価値観等、多様性を受入れられる人に入社いただき、皆で一致団結して共に成長していきたいと思います。
マルハニチロというグループの安定感はもちろん、食という生活に関わる事業を展開しており、皆様のより豊かな食生活に貢献出来る企業であると自負しています。
ぜひ一緒に水産資源を活用し、日本はもちろん、海外にも貢献していくことをめざしましょう。

品質管理部 部長

仙台工場と焼津工場、札幌事業所内に品質管理課を置き、第三者的な立場で品質管理の責任を担います。また製品規格書や商品への表示管理も品質管理部の業務になります。
私たちが提供する主力商品は、生のまま食するものです。一般的な加工食品は加工の過程で調理・殺菌の工程があります。冷凍食品にしても加工あるいは食する前に殺菌のための加熱の工程がありますが、私たちが扱っている生の商材に関しては一切、加熱の工程がありません。過度な加工をせず、最も素材に近い商材を安心して召し上がっていただくために、徹底的な衛生管理が求められるのです。低次加工で素材の特性を損なわない「本物」を「安全」な状態に保つことに面白みがあります。

品質管理は、すべての工場に対して一律で同じことをすればいいというわけではなく、工場での生産工程を理解していなければできない仕事です。豊富な知識も要しますので、入社後は様々な部署を経験してからの配属になります。「生ものを提供することの価値の高さ」を実感している人物が集まって仕事をしています。まぐろに対するこだわりを強く持った人が多いので、ぜひまぐろ愛や日本が誇る生食文化を次世代に引き継いでいきたいと思います。